日本語授業・初日の教え方1
「みんなの日本語」の初日
「みんなの日本語」を、使っている日本語学校はとても多いと思います。
文法解説は、英語版から始まって、確か10か国以上、そろっていたと思います。
私が初めて日本語を教えることになった、日本語学校も、
「みんなの日本語」を使っていました。
「みんなの日本語」には、テキストの使い方が書かれています。
1、テキストに出てくる、新出語彙を覚える。
↓
2、今日の指導項目である、文型を練習する。
↓
3、会話の練習をする。
大まかにいうと、こんな流れです。
考えてみてください。
今日は授業の初日です。
いろいろな国から、日本語を勉強するためにやってきた学生が
教室で待っています。
いったい、どうやって授業を始めましょうか・・・・・・・
まさか、新出語彙からは、始められませんよね。
ここでは、初日の授業の始め方を紹介します。
参考になったらいいのですが・・・
以下は、初日に導入する項目の一部です。
1、A:おはようございます。
B:おはようございます。2、A:(にご)です。はじめまして。どうぞ、よろしくお願いします。
B:(リン)です。はじめまして。どうぞ、よろしくお願いします。3、A:お名前は?
B:(アンヌ)です。4、A:お国は?
B:フィリピンから来ました。
「みんなの日本語」初日の会話も、こんな感じですよね。
初めて会うときは、どこの国でも、
こんな会話をするはずです。
ですから、どのテキストでも、初日の会話は
似ているんですね。
ということは、初日のやり方を覚えたら、
どのテキストにも応用できるということです。
便利ですね。
次回は実際どんなふうに授業を進めていくのかを書いていきます。
ではでは、ニゴでした。