日本語を学んでいるのは、どんな人?
どんな人が日本語を学んでいるのか?
以前日本語を勉強している外国の方の人数は、
365万人とお伝えしました。
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>>世界の中の日本語
では、日本語は大学で学んでいるのか?それとも高校?
公の学校以外でも、学んでいる人はいるのか?
を調べてみました。
小学校、中学校、高校で6割
日本語教育機関を、
(1)小学校、中学校、高校
(2)短大、大学、大学院、専門学校
(3)語学学校、大学の公開講座、企業の語学研修機関、
この3つに分けます。
そうすると、海外の日本語学習者のうち、
(1)の小学校、中学校、高校で学んでいる人は、
57,1%
(2)の短大、大学、大学院、専門学校で学んでいる人は、
26,6%
(3)の語学学校、大学の公開講座、企業の語学研修機関で学んでいる人は、
16,4% です。
2006年の国際交流基金の調査によると、
学校教育以外の場所、(3)で学ぶ人の増加率が
一番大きいそうです。
日本語教育の地域による特徴
どんな人が日本語を学んでいるかは、
国や地域によって違います。
(1)小学校、中学校、高校での学習者が多い地域は
東アジア、東南アジア、大洋州、北米です。
特に大洋州では、ほとんどが
(1)小学校、中学校、高校での学習者です。
(3)語学学校、大学の公開講座、企業の語学修研機関
が多い地域は、南アジア、中南米です。
(2)短大、大学、大学院、専門学校が
比較的多いのは、東欧、中東、アフリカです。
ヨーロッパでは、(1)(2)(3)の割合がほぼ同じです。
日本語を学んでいる国は、世界133か国
日本語は、世界の133か国で学ばれています。
しかし、その学習者の国別分布は、大きく偏っています。
日本語の全学習者の60%は、東アジアです。
第二位が東南アジアの14,8%
第三位が大洋州の13,4% です。
何とアジアと大洋州だけで、
日本語の全学習者数の9割を占めています。
近くの国の言葉を学びたいと思うのは
自然なのかもしれません。
でも、できれば、もっともっと多くの国の人に
日本を知ってもらいたいと思います。
日本を知ってもらうために、
少しでもいいから頑張ろうっと!!
ではではニゴでした。