27歳からの遺言

今、オーストラリアで多くの方が読んでいる実話です。
2020年1月4日木曜日の早朝
27歳の女性が癌で亡くなりました。

彼女がなくなる前に遺した手紙を
ご家族がフェイスブックで公開しています。

一週間で約
 ・13.4万件の「いいね」

 ・10万件のシェア

がなされています。

ご家族は彼女の手紙を全世界に公開し
多くの方に呼びかけました。

自身の生き方を
もう一度考えてみて、と。

ぜひ ご覧になってみてください。

(原文は大変に長く、
この文は短く意訳したものです。
実際の文章ではありません。)


27歳のある女性からの手紙
( A bit of life advice from Hol )

毎日は
当たり前のように過ぎていく。

まるでそれが
ずっと続くように。

私も歳を重ね、
しわを刻み、
やがて白髪になると思っていた。

でも
私の人生は思いとは違ってしまった。
自分の人生が
こんなにもはかなく、得難いものだったとは・・・

元気だった時
毎日を生きるということは
あまりにも普通のことだった。

今だからわかる。
人生とは
大切な大切な贈り物だったのだ。

 

まだ、27歳なのに
人生を終わりにしたくはない。

人生は本当にいとおしい。

でも
いくらいとおしいと思っても、
もう、なすすべがない。

だからこそ、伝えておこう。
そして
心のどこかに刻んでおいてほしい。

些細なことに
意味のないことに
心を惑わされないで。

最後は誰もが
同じ運命をたどるのだから。

 

~・~・~・~・~・~・~


自分の時間を
価値あることに
素敵だなあと思えることに
使ってください。

嫌だと思うことは
しなくていいのです。

寛容でいてください。

イライラすることは
誰にでも起こります。

でも、
引きずらないでください。

不機嫌になりそうなときは
外に出て
深呼吸をしましょう。

新鮮な空気を
いっぱいに吸い込んでみるのです。

そして
空の青さを
木々の緑を
見てみましょう。

その美しさを感じるのです。


時には
渋滞につかまることもあるでしょう。

赤ちゃんの泣き声で
眠れないことも。

髪を短くされて
気に入らないこともあるでしょう。

自分の容姿が
意に染まないことも。

 

でも
それは些細なことです。

人生の終わりを迎える時
そんなことはどうでもいいのです。

人生を
俯瞰してみれば
これらのことは
本当にどうでもいいことなのです。

私の体は
日を追うごとにやせ細っています。

今の願いは、これだけです。

もう一度だけ
家族と誕生日を過ごさせてください。

もう一度だけ
家族とクリスマスを過ごさせてください。

もう一度だけ。


仕事が大変だからと
不満をこぼす人がいます。

でも、まずは
体が動くことに感謝してください。

たとえ理想の体型ではなくても。

健康であること
動けること

それだけで素晴らしいのです。

助け合いましょう。
与えて、与えて、与えて、
ください。

他の人に
何かをしてあげられる、
これ以上の幸せがあるでしょうか。

私は
もっとそうしたかった・・・
心からそう思っています。

病気になってから
たくさんの方が支えてくれました。

とても返しきれるものではありません。

私は一生
そのことを忘れません。


死ぬときにお金を持っていても
何の意味もありません。

時には
自分の服を買う代わりに
誰かのために
そのお金を使ってみましょう。

自分のためにお金を使うときには
物ではなく
経験することに使ってみましょう。


携帯の画面ばかりを見ないでください。

画面の中に自分の人生はないのです。
完璧な写真だとしても
その中に本当の人生はないのです。

自然を感じてください。

早起きをして
鳥のさえずりに耳を澄まし、
美しい朝日を眺めるのです。

音楽を聴いてください。
音楽は心を癒してくれます。

ワンちゃんを抱きしめてください。
ワンちゃんだって
あなたが恋しいのです。

 

さあ、携帯を置いて
友達と話しましょう。

大切な人と過ごすことに
時間を使いましょう。

そして
その時間をいとおしみ、楽しみましょう。

旅をしたいのなら出かけましょう。

生きるために働いてください。
働くために生きてはいけないのです。

幸せだと思えることをしてください。

やりたくないことには
やりたくないと勇気を出して言いましょう。


周りの人から与えられた理想に
プレッシャーを感じる必要はありません。

周りの人の考える理想と
あなた自身の理想とは全く違うのですから。

平凡な人生を望むことは尊いことです。

愛する人に
毎日心を込めて、その気持ちを伝えましょう。

そして
覚えておいてください。

もし何かが
あなたを憂鬱な気持ちにさせているのなら

仕事であっても
恋愛であっても

あなたにはそれを変える力があります。

変える勇気を持ってください。

嫌だと思うことに使う時間はありません。

この地で
あとどのくらい生きていられるのか
誰にも分らないのですから。


多くの人が
同じようなことを語るのは
それが真実だからです。


最後に一つだけお願いがあります。

もし、できるなら
定期的に献血をしてください。

一回の献血で
3人の命が救えるのです。

すごいことでしょう。

知らない方の献血のおかげで
私は1年間も長く生きることができました。

大切な人と過ごした
この1年間を
私は永遠に忘れません。

この1年は
私の人生の中で
最も素晴らしい1年でした。

また会う日まで。

 

ホーリーより。




~・~・~・~・~・~・~

心から
ホーリーさんのご冥福をお祈りいたします。

ホーリーさん、
ありがとうございました。

 

 

ではではニゴでした。

 

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