日本語はどこから来たのか?
日本語の起源
以前、フランスの語学学校に通っていたときのことです。
イタリア人やスペイン人もフランス語を勉強しに来ていました。
私はずーーっと初級クラス。
彼らは三か月もすると、すぐに
上級クラスに行ってしまいます。
「な、なんで・・・・・・!?」
自分は頑張っているつもりなのに、
少しも上達しない。
彼らは、遊んでばかりいるように見えるのに、
すぐ上級クラス。
すると、あるイタリア人が
「フランス語なんて、イタリア語の方言みたいなもんさ。
スペイン語もね。」
と言ったのです。
もう一人のイタリア人は
「フランス語もスペイン語も、
親は同じラテン語だからね。」
と、のたまいます。
比較言語学
えっ、言語に親子関係がある!?
「じゃあ、日本語のお父さんは一体誰?なんだろう。」
そこで言語学について調べてみました。
インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)
今から2世紀も前のことです。
ある人物が、インド語が、英語にとてもよく似ていることに気づきました。
そこで、インド語と英語は親類関係があるのではないか、
と考えたのです。
この素敵な思い付きは、多くの学者によって研究され、
一つの学問として打ち立てられました。
それが比較言語学です。
全世界には6500種類もの言語があると言われています。
びっくりしてしまいますね。
でも、この6500もある言語は、グループに分けることができます。
なぜなら、一つの言語から、様々な言語が生まれていったからです。
言語には親子関係があるのです。
同じ親から生まれた言語グループを「~語族」と言います。
わかりやすいように、家族を表す「族」という字を使います。
インド語とヨーッロパ語は、とても近い関係です。親が同じなんですね。
そこで、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)と言われています。
印欧語族の家系図を書いてみます。
【インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)】
(1)インド語(サンスクリット語)
(2)ペルシャ語
(3)バルト・スラブ諸語(ロシア語・ポーランド語・リトアニア語)
(4)ギリシャ語
(5)ラテン語(ラテン語・イタリア語・フランス語・スペイン語)
(6)ケルト語(アイルランド語)
(7)ゲルマン語(スカンジナビア語・ドイツ語・オランダ語・英語)
(1)~(7)は、
インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)の子供です。
イタリア語・フランス語・スペイン語のお父さんは同じラテン語ですから、
彼らは兄弟関係です。
道理で似ているはずです。
そこで、イタリア人がフランス語やスペイン語を学ぶのは
とても簡単なのです。
では、日本語のお父さんは誰なのか?
次回は そのことについて書きますね。
そのことについて興味のある方は、コチラをご覧ください。
>>日本語のお父さんは誰だ!?
ではでは ニゴでした。