日本語教師の旅立ち

ある日本語教師の旅立ち

今年の6月に一人の日本語教師が、メキシコに旅立ちます。

旅立ち

旅立ち


その女性は私の同僚なのです。

彼女は若くて、はつらつとしていて、
どんなに苦しいときでも、弱音を吐いたことがありません。

いつも、ヒーヒー言っている私には
とてもまねのできないことです。

彼女の旅立ちに向けて、
私には何ができるのだろうかと考えました。

●日本語教師としては、私の方が経験がある。
●私は海外でも10年以上、教えてきた。
●彼女は 初めて海外で教える。

自分にはあまり教えられることは
ないかもしれないけれど、
上記のことなら、何か、役に立てるかもしれません。

そこで、勉強会を開くことにしました。

テーマは?
何を選んだらいいのかしら・・・
そういえば、「受身」勉強してみたいと言ってたなあ・・・

「受身」
初級の一つの山場です。
研究者のあいだでも、意見のたくさんあるテーマです。

テーマは「受身」に決まった!

でも、海外で教える方に、
どんな切り口手で、アドバイスができるのかしら・・・

今は私が勤めている学校のテキストを使って、
教案指導をすることが多いのです。

でも、海外へ行くとなると、やはり
「みんなの日本語」がいいですね。

みんなの日本語

みんなの日本語

みんなの日本語


なぜなら、世界中で一番買い求めやすいテキストだからです。

「本冊」「翻訳・文法解説」「CD」が、揃っています。
英語版をはじめとして、12か国語がそろいます。

おそらく世界では一番使われているテキストでしょう。

中国からくる学生は、「みんなの日本語」の海賊版を
たいてい持っています。

海外で、これから教えようとする日本語教師にとっては、
強い味方となるでしょう。

ただし、いいテキストであることは、確かなのですが、
反面とても教えにくい教科書でもあります。

そこで、「みんなの日本語」を使った勉強会にすることに決めました。
その内容については また、次回お伝えしますね。

ではでは ニゴでした。

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